[ペンペン草]

今時「大停電」

Oct. 13th 1999

「停電」の想い出

少年の頃

私が子供の頃・・・と言えば、かれこれ40年以上も昔の事になってしまいます。

その当時は、戦後10年位が経過している訳ですから、 電気もかなり安定的に供給されておりましたが、それでも、時々短い停電がありました。

勿論、台風とか落雷とかの時も停電は有りましたが、何も無くても月に一度や二度は突然電気が消える と言うのが当たり前でした。
もっとも、その頃は、電気と言えば、電球、蛍光灯、ラジオ、テレビ(一部) 洗濯機(一部)、ぐらいで、掃除機がそろそろ 出てきて、冷蔵庫などやっと氷冷蔵庫から電気に替わりつつある状況(一部)でしたから、大した影響もなく、 ただ、夜など暗くて淋しい・・・・程度のものでした。

それでも、一回の停電はせいぜい20〜30分程度で何時間もの停電はあまり記憶が有りません.

昨日帰宅すると・・・

ポストに「停電のお願い」と言うチラシが入っていました。

私の場合は、新潟ですから、東北電力ですが、二週間後に工事の為停電する・・・との知らせでした.

「まあ、仕方がないな。」・・・・そう思いながら、チラシを良く見ると、午後1:20から午後3:50と書いてあるのです。
しかも裏面には、やれ日頃から点検が必要だ・・・とか、設備の増強新設が必要だ・・・とか、 停電の範囲や時間を短くする為に努力している・・・とか、「お為ごかし」のことが書いてあります.

さらに、冷蔵庫は氷を冷蔵室に入れて保冷しろ・・・と。
じゃあ、冷凍食品はどうするの?? 今の時代に、「二週間後に、二時間半停電するぞ。必要な作業だから協力しろ」と言うのは 独占企業の傲慢としか、言い様がありません。

電気は幹線支線を問わず殆どがいつでも他の線路から切り替えて供給出きるように整備されています。
ですから、例えば変電施設などへの落雷が有っても比較的すぐに復旧するのです。

むしろ、柱上の変圧器の落雷などの方が、範囲は狭いのですが、そのものを交換する必要があるため、 意外と手間取ったりします。

大体、二時間半も停電しなくても、準備さえすれば、数秒の所謂「瞬断」ですむのです。

この平成の世の中に、昼間二時間半も、停電が必要なのでしょうか?

要は、自分たちの手を抜いて、代替線路を準備せず、地域住民に我慢しろ!!というのです。

・・多分 f^o^:n



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