ペンペン草


「設置工事を必要とするモノを通販で買う時は注意!」

July. 3rd, 2019 up June 21st 2020


たとえばガスコンロ

ビルトインガスコンロを交換したのだが

10年ほど前、主に見てくれが悪くなった事で、新築当初から使っていたビルトインコンロを交換した。 新築時は無かった自動温調やタイマーが付いたガラストップのコンロに結構感激したのを覚えている。
その自動温調のお陰で”天ぷら”が格段に上達したのだが、昨年壊れてしまった。 メーカーに修理依頼したところ、委託会社の人が来て交換していった。

仕事も説明も丁寧だったので、「今度新品を入れ替える時は取り付けお願いできますか?」と聞いたら快く受けてくれた。

実はこれより数日前、階下のキッチンのガスレンジを交換した。ネットで「ガラストップ、温度センサー付き」で検索、 先ずは製品仕様を事細かにチェック。そのまま注文を入れれば良かったのだが「もう少し安い物があるかも」と思い品番で再検索。1万円ほど安いものを注文。 今回二階に導入(後述)したのと同じタイプを工事付きで購入。
先ず製品が先に届いた。ところが品物が違う。そもそも受注メールの品番が私が意図したものと違っていた。
センサーはついているのだが、暴走防止のセンサーで温調もタイマーもない。
これは私のミスなのだが、ある意味ネット通販の「あるある」
絞り込み条件に外れるモノも候補に挙げてくる。絞り込む意味がない。
それでも年に1-2回お湯を沸かすくらいなので「まぁいいか」と思って取り付け日を待った。

「番地の枝番が抜けてるから分らないよ!」

開口一番がこれだった。

当日約束時間を過ぎて電話が入った。場所が分からないで裏の方を探しているようだ。 毎度の事なので予約の時にさんざ「表通りですよ。ナビで案内されるより50M位xx側ですよ」と言ったのだが、電話を受ける人と出向く人は違うらしい。 (それに、住所に枝番はないが当該番地が広いので登記簿の地番をつけている人が多いだけだ)
それも有って、作業者は不機嫌なまま準備を始めた。

「これ型番が違いますねぇ」あっ!もしかして先方の間違えか?と淡い期待を持ったのもつかの間、 やれ取り付けるには邪魔になっている板を切らないといけないとかその都度本部?と通話。そしてその都度「追加でxx円掛かります。いいですか?」と来る。
こちらとしてはここまで来たら、とにかくつけて帰って貰わないと困るからNoの返事はない。悪い言い方をすれば「足元を見られている」感じだ。
結局着いてから1時間ほどして設置工事が始まった。標準工事付きの話が+2万ちょっと請求され完了。

通販で工業製品を買うなら価格だけを見ればよいが

工事の話になるとそうはいかない

置くだけのガスコンロはともかく、ビルトインは同じメーカーの後継機種でも 必ずしも付くとは限らない。勿論、そんな事は承知している。10年前に交換したのと環境は同じ。10年前は追加料金なしで交換していった。 他にも給湯器も都合5台くらい交換しているが、追加料金等発生したためしがない。
つまり販社の委託先、さらには来る人によって、大当たりからスカ迄ピンからキリという事だ。

ここで注意。ガス器具は危険なのでプロに頼まなくてはいけないが、通販の「工事付き」でハズレるとこう云う目に合うという事だ。
後で考えたのだが、工事代は明記してないが、工事付は器具だけより概ね2万くらい高い。その2万にも口銭が含まれているのでは?と云う事だ。
下衆だが、来た請負者は安いので、なるべく現場で追加を取ろうとするのではないか。

ベストは購入予定のガス器具メーカーに電話して取り付け依頼する。メーカーの信用があるから無茶しないし、取り付け料で変に稼ごうと思わないから自然にリーズナブルな会計になる。

一方結局買い替える事になった2階用のレンジは

大満足の結果に

冒頭の2階の部品交換の人は大当たりだったが、実は「センサーを交換しても治らないかもしれない。 基盤が悪かった場合は部品が保存期間を終わっていて手に入らない」と言われていた。
そして、半年ほどでその自動温調機能は再度効かなくなった。今度こそ間違わぬように手配。取付だけをその親切な会社に依頼した。

結果は製品が全バーナーセンサー付き湯沸かし付き、オートメニュー付きのグリルにオプションのプレートを付けて前の工事付より1万円安。
それに工事費が約2万、前回の工事費加算が約2万。結局製品上代が倍ほど違うガスコンロが1万円安く付いた事になる。

今更だが、10年前とは更に改良され、左右とも温調もタイマーも付いてるし、グリルパンとアミでオートメニューがあって最高だ。


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