ペンペン草


「突然ですが、超高層も免振もとても危険だと言っておく」

Oct.14, 2015


免振ってなんで疑問視しないの?

原発ですら「絶対の安全」なんてないと騒ぐのに

恐らくその数十倍か数百倍危険な超高層ビルや、何の実績もない免振が絶対安全視されているのはなぜでしょう?
まず、超高層から行きましょう。
新宿にバンバン超高層ビルが建ち始めたころ、耐震設計に携わる多くの人が「危険」を指摘していました。
つまり、地震の波長よりはるかに短い固有週期を使う剛設計に対して、超高層はコンピューターを使った時刻歴応答という計算で、 (長い周期を使って)共振しないような設計をしている。 従って、質量(床の重さ)が変わったり長周期が入った場合には共振して理論上無限大まで揺れて倒れてしまうのだ。
新宿でゆら〜りゆらり揺れてる超高層ビル群の映像にショックを受けた人は多いだろう。あの時「長周期振動」成る新語が飛び出し、 「超高層は揺れても大丈夫なように設計されている」などと解説していたのを覚えているだろうか?

これこそ大嘘。地表以上に「揺れない」のが柔構造ではなかったのか?最上階が一番揺れていたのは共振した証拠。 もう少し、地震が長いか大きければ、間違いなく倒壊していた。

姉歯耐震偽装で大騒ぎしたのを覚えているだろうか?

確かに偽装は悪いが、超高層よりは安全・・・だと私は思う

前項で地震の波長よりはるかに短い固有週期を使うのが剛設計と説明しました。
耐震計算で、ごまかしたのはストレスの最大値が許容以内であるように改ざんしたと聞いています。
「これでは震度5強でも倒壊する」みたいなことを言う人が大勢いましたが、そうではありません。
『共振』さえしなければなかなか倒壊になど至りません。剛構造神話を復活させるつもりはありませんが、 設計の性質上、計算が一割違ってもストレスが一割り増すだけです。
そして出てきた計算値の評価は許容応力度の数値と比較されます。それは破断値の概ね1/3、せん断やモーメントはさらにルート3分の1。 だから、姉歯さんだって壊れると思ってごまかしたんじゃないんです。(勿論、大犯罪ですから肯定はしませんが)

柔構造の計算ミスはたちが悪いです。質量が大きくても小さくても、計算と1割違っても結果は100倍にだってなる可能性があります
最近では補強したり、ダンパー入れたり、水タンクを置いたりしてるようですが、 剛構造なら役立ちますが、柔構造では時として逆効果になります。
理由は上で説明した通り、がっちり作って地震をしのぐのが剛構造、 共振域だけを避けるのが柔構造ですから、補強が命取りになるかも知れないのです。

耐震偽装のビルは倒れないが、「超高層は(場合によって補強したものこそ)折れる」と断言しておこう。

次に「免振」

誰か実際に大規模建物での振動実験を見た人はいるのだろうか?・・・

免振こそ究極の地震安全対策と考えている人は多い。しかし誰か実際に大規模建物での振動実験を見た人はいるのだろうか?
かなりの規模で起振装置を使って揺らしていると云うのは、建物の基礎を揺らしているのではなく、 建物の床に起振機を設置して揺らしてるに過ぎません。

免振装置は何種類かあるが、基本的な考え方は基礎と上物を免振装置で縁切りしている事だ。
基礎は揺れても上の建物は揺れないよ。って事だろう。
でもちょっと待って。摩擦は少ないけど0ではない。例の「長周期振動」さらに「超長周期」ではどうだろう?
短い周期で基礎を揺らせば上物は追従しない。「超長周期」では間違いなく動く。そして地震波は必ず戻る。反対に動くときは一緒に戻れるか?
この時こそ免振ビル倒壊の危険がある。丁度電車に立っていてガクンと前に進み、急ブレーキか後退するようなものだ

まぁ、個人住宅か低層のビルならいいですけどね。「中高層ビルの免振は倒れる」と断言しておこう。

ここで叫んでも

全く影響力の無い老人ですから

当たっても外れても大勢に影響なし。外れることを祈ります。(*- -)(*_ _)ペコリ


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