[ペンペン草]

「時代はどんどん変ってく!!」

Feb. 09, 2002


冬季五輪開幕!!!!

一糸乱れぬ入場行進!?

ソルトレーク冬季五輪が開幕しました。
開会式での選手の入場行進、一昔前なら・・・・そう東京オリンピックの時など「日本選手団の入場です。 一糸乱れぬ堂々の入場行進です。」とアナウンスしたかどうかは定かでは有りませんが、大体そんな感じだったでしょう。

今日の行進はこれまでの閉会式の入場のような、和気藹々の入場行進。
期せずして解説の元オリンピック選手から「私たちの時は手を振る角度まで決められていました」との発言が・・・
そうなんです。世の中どんどん変っている。中でも一番の変化は、生きている一人一人がそれぞれ自分の考えで行動する様になった事でしょう。

それ故、一昔前なら車だって(今ほど車種もありませんでしたが)、せいぜいコロナ、クラウン、セドリック、ブルーバード、カローラ、サニー・・・大半が これらの車では無かったでしょうか・…。
さらに、音楽だって西田幸子のコーヒールンバが流行れば町中コーヒールンバ、上を向いて歩こうが流行れば町中上を向いて歩こう、高校三年生 しかり・・・・
ファッションだって、ライフスタイルだって・・・

かなり長い間、他の人と同じ事が尊しとされて来ました。他の人と違っていると変人扱いされたり・・・ 封建制の強い国ほどその傾向が強いような気がします。

勿論、仕事を進めて行く上で協力しながら進めなくてはいけないものも有るし、競技で例えばシンクロナイズトスイミングなどの様に一糸乱れぬ事を 要求されるものも有りますから、そう言う場合は別ですが、十人居れば十色、百人居れば百色の考え方生き方があって当然・・・と言う事に皆が気付き始めたのです。

コンピューターの普及で・・・

誰でも、いつでも、どこに居ても

あらゆる情報が手に入る様になりました。
IT、ITと叫ばれてそんなに日は経ちませんが、今やネットで得られる情報は多岐に渡り、しかも365日24時間いつでも手に入ります。
そして、手に入るのは情報だけで無く、ほとんど何でも最安値で買えて、チケットなども予約できて、そしてネットバンクの出現で決済も可能です。

行政の世界でも、現実にネット入札を実施している自治体もあります。
つまり、密室での取引や談合や圧力やそう言うものが出来なくなります。
影でこそこそネゴして回る時代ではないのです。もっとガラス張りのあらゆる情報の公開がなされるべきなのです。

もっと身近に、例えば http://kakaku.com/  ここでは、主にPCや家電品の最低価格が表示されています。
メーカーや販売店にはやりづらい事でしょう。

でも、これが現実です。あらゆる情報を公開して、取捨選択は各人がそれぞれの判断で行えばいいのです。

接待を受けたからとか、多少高いけど馴れ合いでとか、で取引が成立していた時代は終わりを告げようとしています。
今や一にも二にも、価格、勿論品質保証は当たり前!!
だからこそ、中国韓国をはじめ世界中からあらゆる物が輸入されてくるのです。
口利きや談合等が横行しているのは、いまや公共事業だけです。

田中外相更迭で!!!!

小泉人気がぶっ飛んだ!!

1月末、予てからの「アフガン復興支援会議へのNGO参加問題」で、予算案決議が遅れたとして、当事者である 田中眞紀子外相、野上事務次官、の更迭され、鈴木宗男議員の議運委員会議長辞任をもって、三方一両損という裁定がくだされた。

ところがこれで納得しないのは国民!! おっと、私も納得がいかない。
そもそも、小泉人気なんてのは、田中眞紀子と同様で、普通では言わない事をズバズバ言って、「あぁ、この人なら今までの自民党政治とは、違う事を やってくれるのではないか・・・」と言う期待感だけで高くなっていたのだ。
取りあえず、言う事は言っていたが、実績は何も無い。最近ささやかれている「支持率最低の前森総理の時でも、株価はまだ高かった」 と言うとおり、バブル後の最安値を更新、円、債権とのトリプル安を実現しただけである。

今になってマスコミも世論を気にしてか、多少眞紀子さん寄りの報道をしているが、それでも「外交は何もしていない」「歴代の外相で最低」などと 評価している。
果たしてそうだろうか?? 歴代って・・ただ官僚の成すままのあやつり人形に過ぎなかったのではないでしょうか。

今回の問題でも結局、「だいたいやねぇ」の竹○氏ですら、「専門家は田中さんの評価は低いが、素人は指輪なくした どうやこうや言うのが、身近で受けがいい」と言うような発言をしている。
さらに、小泉総理の更迭前の「女の涙」発言、それを受けて「言った言わない・・・と、次元の低い事を言っていて、もっと大人になりなさい」などと舛○氏が言っていた。
はっきり言って国民を馬鹿にしているのは、いつまでもそう言う見方しかしていない彼らである。

今回の支持率急落は、「抵抗勢力に擦り寄る小泉さんにはもはや期待できない」「このままでは改革は進まない」「改革が進まなければ、日本売り」「日本売りが横行すれば更なる株安」 「更なる株安で惨憺たる3月決算」「景気回復どころか日本沈没」、多くの国民がこの辺りまでは考えての不支持なのだ。

「国民の何割はどうだこうだ」・・・こんな言い方は無いのです。
よく「国民の四割は無党派層です。」などと言うが、確かに無党派という点でははそうかも知れないが、理由と内容はみーんな違うと言う事を分からない人は、時代遅れと言わざるを得ません。

族議員、抵抗勢力だって直ぐに十派一絡げにしたがるが、特定の人や団体の利益のために、直接行政に圧力を掛けるのはとんでもないが、 国会の場で、政府に圧力を掛けるのは当然の行為だと思うのです。
平たく言えば、先の鈴木議員のように、役所に直接働きかけ、しかも役人がその圧力に屈してしまうなど、言後同断ですが(実は政府の統一見解ではこう言う事実は無かった事になっていますが)、 健康保険法の改正について、国会で質問するのはどう考えても同じ行為とは思えないのです。
つまり正規の議員活動だと思うのです。内容が政府の方針に反するかどうかと、行動そのものが不当だと言うのは区別すべきです。

男と女!!!!

犬派・猫派??!!

よく男は犬派が多く、女は猫派が多いと言われる。
犬はご承知のとおり狼を祖先に持つ関係で、群れをなして行動し協調して行動するが、その一方で時々権力争いもある。

猫はトラや豹などを祖先に持つ(??違ったらゴメン!)関係で狩は単独で行うので協調の必要なし。
縄張り争いはあるものの、自分のテリトリが脅かされなければ、争う必要も無い。

今回のゴタゴタを観ていると正に、男どもの政治家は身の回りの協調の為に、ウソをつき、自分を殺してでも丸く収めようとする。
それに対して、眞紀子さんは「間違って無いのだから、誰に遠慮がいる物か・…思いどうりにGo Go Go.....
それでも、マスコミや評論家は、ウソを付く事を大人と言い、筋違いの命令違反で仕事をしない官僚の責任に目をつぶったまま、 田中外相は何も外交をしていない・・・などと言うのである。

時を同じくして、今問題になっている雪印の偽装牛肉(さらに豚肉も!)事件だって、おじさんがやってるから不正と分かっていても それを守るのが大人、自分としては正義・・・と言う考えになってしまうのでしょう。
さらに、狂牛病問題だって、1996年以降の農林省の役人と大臣・・・自分の任期中だけを何とか丸く治めれば・・・と言う思いが これだけの大問題に発展させてしまったのです。

もしここに「私は社会派」などと中途半端に社会性の出来ていない女性管理職がいれば、もっと早く発覚して、適切な処置が出来たでしょう。

で、何が言いたいかっていうと!!!!

自分に正直に

自分を殺して、妥協しながら生きていく時代は終った。
それぞれの人が、本音で行動する時代が来ました。
本音で行動すれば色々なパターンが出てくるわけで、それを尊重する必要がある・・・と言いたいのです。

そして、その行動を的確にするためには、お上が決めて徹底するのではなく、判断すべき情報を全て 公開して、判断は国民に委ねる必要があると言いたいのです。

「一般国民は」ひとりではないのです。むしろ一番数が多いわけですから、「一般国民はあまり深く考えていない!!」とか、 「一般国民は痛みを分かっていない!!」という評論家の言い方は許せない!!と言うお話です。


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