「自然・環境・安全」 Oct. 7th 2000 雪印以来、大騒ぎ もちろん食品の管理はしっかりして欲しいけど 雪印の集団食中毒事件以後、次々と食品の管理に拘わる「事件」が報道されました。 「雪印」については、初期の対応やその後発覚したあまりにズサンな管理体制を責められてもやむをえない状況だったかも知れませんが、 その後の、ポテトチップスにトカゲ事件とか、せんべいにハリガネ事件とか、の単発事件についても取り扱いが等しく さらに木片とか異物混入もマスコミに大々的にとりあげられました。 ここへ来てやっと沈静化した感があります。 もちろん食品の管理はしっかりしてもらわないと困るのですが、異物は昔から入っていたし、本当に不潔な食品は 昔のほうが多かったと思います。 最近の潔癖主義が、一切の異物を許さなくしているのではないでしょうか。 「キムチに青虫」と「米に小石」とどの程度の差があるのか疑問です。 虫アレルギー 虫がいるとそれはもう大騒ぎ 潔癖主義と関係があるかどうか分かりませんが、我が家でムシがでるとそれはもう大騒ぎ。 それが直接刺したり害を与える虫ならともかく、小さなクモやイガなどでも、皆動けなくなります。ましてそれが ゴキブリだったりしたら、もうパニックになってしまいます。 で、出動するのはいつも私です。実は私も決して得意では無いのですが・・・・ このままエスカレートしていくと、セミやトンボにも殺虫剤をかけたり、殺菌灯つきのショウケースでしか 食品が販売されないとかって言う時代が来るのかもしれません。 そうそう、食品の賞味期限なんて全部１日以内とか・・・ 一方で自然をもとめて・・・ 無農薬野菜が珍重される一方で虫食いはいやだと言い、防腐剤の使用を嫌いながら、賞味期限に神経を尖らせ、 「自然はいいなぁ」と言いながら、最新鋭のキャンプグッズで調理し、ゴミを捨て、蚊に刺されたぐらいで不平を言い ・・・・ 自分は自然を愛すると言いながら、人のいない(つまり自然の残る)場所に平気で立ち入る。 最後に環境には悪いが便利で安い商品を買っているあなた!! そう!! あなたが、そして私が環境を壊しているんです。